答えは身体の状態について多くの情報を得られるからです。
今回は尿検査でわかることをテーマにしてお話させていただきます。
泌尿器科を受診すると、はじめに尿検査を受けていただくことがほとんどですが
この検査でわかることはどんなことがあるかご存じですか。
尿ができるまで

日々の活動で不要となった栄養素や老廃物が混じった血液が腎臓へやってきます。
腎臓にはネフロンという尿を生成する器官があります。
ネフロンは糸球体と尿細管から成り、糸球体で不要物や水をろ過し、尿細管で必要な成分を再吸収し、
血液はまた心臓へ戻り全身をめぐります。不要物を含む水分は尿管、膀胱、尿道を通って
尿として排出されます。尿は腎臓の働きによって生成されるものなのです。
検査方法
1.尿を採るタイミング
次のふた通りがあります。
随時尿 検査を行う時に採る尿 新鮮で、雑菌などが混入しづらい
早朝尿 起きて活動を始める前に採る尿 成分が濃縮されているので異常を検出しやすい
→必要に応じて持参していただく場合があります。
※飲んだ水分はどれくらいで尿になるか※
おおよそ6時間ほどかかると言われています。
ですので、尿意がないと水分を摂ってもすぐには尿として出てこないのです。
泌尿器科へ受診する際は、できれば我慢してしっかり尿を貯めておくことをお勧めします。
どうしてもタイミングが合わない場合には前もって採尿していただくことも可能ですので
一度ご相談ください。
※月経中の検査※
事前にお話しいただいていれば通常の検査は可能です。
2.尿の採り方
尿の採り方は出始めの尿は捨てて、中間尿を容器に採ります。
尿の出始めは尿道以外からの細菌や分泌物が混入しやすいため、
できるだけ尿道からの尿を検査で診るためです。
量は少量(25mlほど)で検査は十分行えます。
当院では150mlの容器を使用していますので、1/6ほどあれば検査できます。
3.検査方法
尿定性検査 尿にどのような成分が含まれているかを調べます。
試験紙(テープ)を尿にひたして、
色の変化を機械で読み取り判定します。
尿沈査 この検査では尿中の有形成分を詳しく調べます。
専用の遠心分離機にかけて細胞成分をみます。
通常、このふたつの検査で総合的に診断します。

検査でわかること
尿は腎臓のはたらきによって作られます。
腎臓の機能が低下してくると、尿に通常では混じらない成分が残ってくることがあります。
そのため健康診断などでは、腎臓にまつわる疾患を早期発見するために尿検査を行います。
また尿検査は、血尿、排尿痛や頻尿、尿路感染症なども判断する指標となります。


尿検査では尿中に含まれる成分からわかることが多くあります。
泌尿器科を受診する際には尿検査は必要ないと思わず、正しい方法で
検査を受けることをおすすめします。


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